【intermediate reading】即身仏(the attainment of the mental state of Buddha while one is still in life)

 ★★★ Vocabulary ★★★
  • 即身仏… the attainment of the mental state of Buddha while one is still in life
  • 僧侶… a priest
  • 木の実… a nut
  • 種… a seed
  • 木の皮… bark
  • 木の根… a root of wood
  • 瞑想… meditation
  • 財産… a property
  • 敵… an enemy
  • つながる… connect, link
  • 悟りを開く… enlightenment (spiritually)
  • 欲望… a desire
 【読む前にbefore reading】
 Q1. あなたは今どんなことで悩んでいますか。
 Q2. どうすればその悩みを無くすことができますか。
 Q3. どうして即身仏になろうとした人がいたと思いますか。

 【本文 text】

 即身仏という、生きたままミイラになった僧侶がいます。即身仏になるためには、まず1,000日間、木の実、種、果物だけを食べ、次の1,000日間は木の皮と木の根だけを食べて、少しずつ自分の体をミイラのようにしていきます。そして最後に、土の中の小さい部屋に入って、死ぬまで瞑想し続け、死んでから1,000日後に土の中から出されて即身仏になるのです。一体なぜ彼らは即身仏になろうとしたのでしょうか。仏教とはどのような宗教なのでしょうか。


 まず、仏教は「人生は思い通りにならない」ということを教えています。人間は誰でも必ず死んでしまいますし、病気になったり、老人になったりします。そういうことは当たり前のことなのに、人間はそれがつらいことだと感じてしまいます。仏教ではこれを「一切皆苦(Issai-Kaiku)」と言っています。


 つぎに、「世の中のものごとは必ず変わっていく」ということを教えています。これを仏教では「諸行無常(Shogyou-Mujou)」と言っています。しかし、人間は手に入れた地位や財産、若さ、健康な体、愛する家族がいつまでも変わらないでほしいと考えてしまいます。仏教ではこれも人間の苦しみの原因だとしています。


 さらに、仏教では自分も、友達も、敵も、動物も、虫も、草木も、世の中の全てはつながっていて、お互いに支え合っていると言っています。これを「諸法無我(Shohou-Muga)」と言います。つまり、仏教では「世の中は思い通りにならないのに、思い通りにしたいと思うから苦しくなる」と言っていて、「悟りを開く」ために自分の欲望を無くしなさいと教えているのです。


 実はなぜ即身仏になろうとしたのか、本当の理由はよくわかっていません。悟りを開きたい僧侶が、完全に自分の欲望を無くすために、即身仏になろうとしたとか、世の中の人々が、少しでも欲望を無くして、平和な世の中になってほしいと考えたとか、色々な理由で即身仏になったと考えられています。現在、日本には17の即身仏があります。日本に来たら、ぜひ一度見に行ってみてください。


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(ひらひらの ひらがな めがね)
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